本当にピアノ協奏曲を弾く事が出来る機会は特別な上級者を除いてほぼ皆無でしょう。それでもショパンのピアノ協奏曲は自分で練習して弾いてみたくなる曲です。甘美な旋律とピアノ協奏曲でありながら、オーケストラは伴奏的で、まるでピアノ独奏曲の様です。ショパンの1番も同様ですが、こんなピアノ協奏曲は他にありません。つまり、ピアノとオーケストラがあまり混ざっておらず、交互に似た旋律を弾き合っているという印象です。
この楽譜があれば、このピアノ協奏曲を1人で弾く事が出来ます。楽譜は2段構成で上がピアノパート、下がオーケストラパートとなっていますが、オーケストラパートはピアノ用に編曲されてあります。一人でこれを弾くためにはピアノレスの部分はオーケストラの部分を弾きます。ピアノがメインの部分はピアノのパートのみを弾きます。交互に行ったり来たりして演奏者はめまぐるしいですが、ピアノがメインの部分でオーケストラ部分をカットしても違和感があまり無いですね?。あとはピアノとオーケストラを往き来するジョイント部分の処理をいかに行うかです。
邪道と言われそうですが、こんな弾き方でこの名曲が弾ければ気分が良いです。甘美な旋律以外にスケールの大きなアルペジオの上下があるので、練習曲とみなしてもかなりの実力アップを期待出来ます。難易度はツェルニー50番と同レベル程度でしょうか?


