この人気曲は、ヴェートーヴェンやブラームスのピアノ協奏曲に比べて、素朴で、ロマンに溢れていますね。
ショパンのピアノ協奏曲が、オーケストラがピアノに対して伴奏的なのに対し、この曲は、ピアノがオーケストラに溶け込んでいます。
最も安価かつ手軽に入手出来る楽譜が、この全音版であり、余程専門的でない限り、選択の余地があまり無いと思います。
我々は普通、オーケストラと共演出来る機会は、ほぼ皆無で、しかも、この難曲を、弾きこなすのも、至難です。
それでも、この曲を弾いて楽しむには、オーケストラパートとピアノパートを、交互に弾けば、独奏出来ます。
同じ旋律を相互に追いかける部分も多いですが、オーケストラパートを、オクターヴ上下させると、メリハリが付きます。
シューマンの曲は、概して幻想的で、スケールが大きくて、指がとどかない部分も多いですね。
しかも、ペダルで対応しようとすると、音が濁ってしまって、困ってしまったりします。
グランドソナタ、クライスレリアーナ、交響的練習曲などが、その例です。
困った事に、このピアノ協奏曲も、指が届かず、ペダルを使うと音が濁る部分が何ヶ所もあります。
私は、音の濁りは、あまり気にしない事にして、それよりも、旋律の連続性を保つ事を重視しています。
そうすると、かなり、ふっ切れました。
ロマンティックで、魅力あるメロディの宝庫のこの曲。
たとへ断片的であっても、弾けると楽しいです。
シューマン~シューマン
[ ページの先頭へ ]


















































